2012-09-01から1ヶ月間の記事一覧

肌にあうテクスト

教文館に来て、本田哲郎『聖書を発見する』と、予定外に小田垣雅也『一緒なのにひとり』を買う。ネットでチェックしていた他の二冊の神学書は、実際に見るとちょっと興味と違った。やっぱりネットで神学書は無理だ。中身が確認できないものに数千円も出せな…

自信のなさと、悪あがきと

連れ合いと、互いの自己認識についてなど語り合う。彼女のことは守秘だが、わたし自身については、要するにとにかく「自信のなさ」、これに尽きる。 前任地の後半であらゆる失敗をし、辞任し、無職となり、任地が決まりかけるも土壇場で流れ、郵便配達でしの…

礼拝様式模倣の可能性

友人や知人たちが、カトリックや聖公会の典礼に学び、実践しているのを、よく見聞きさせてもらう。衣装や祭具もきちんとそろえて。それは「言葉のみ」に特化し、あらゆるヴィジュアルなものを切り捨ててしまった日本のプロテスタント教会において、とても有…

どこが分からないのかを知るだけでも

スヒレベークの『イエス(第二巻)』を読んでいるが、イエスの生前の死の自覚について詳細に論じていて面白い。この種の議論は、聖書逐語的に全肯定するか、ブルトマン(の後継者)的に、実質上全否定するかのどちらかに偏りがちに思うが、スヒレベークは聖…