2011-10-01から1ヶ月間の記事一覧

とらぬたぬきの・・・・

今朝、来年3月中旬で辞める旨、課長に話した。「ではそのように進めさせて頂きます。また年が明けたら退職願の用紙渡しますんで。」。あっさり受けとめてもらえた。まだ任地は無いが、気持ちだけは来春の再出発へ。

母教会

連れ合いがやや遠方の友人の家に泊まりに行った。わたしはバイト帰りに実家に帰り、久しぶりに父母と団欒。翌朝、何年ぶりか分からないほどに、洗礼を受けた教会の礼拝に出た。 牧師の説教の前に信徒の証しがあった。あたたかい、挫折に負けない溌剌としたお…

昨日のこと

おととい、ある方から「なかなか◯◯さんの希望に応えられるような任地が見つからない」旨連絡を頂く。それでいい。わたしの希望どおりになどなってはいけない。すべては神の御心どおりに。むしろ他者に帯締められ、わたしの行きたくないところへ。 毎朝仕事前…

カップの汚れ、帽子の黒

連れ合いと喫茶店に入った。珈琲をだいたい飲み終わるころ、彼女が「カップ汚れてる」と指摘。よく見ると白いカップの側面に無数の傷があり、そこに汚れが埋め込まれている。飲み終えてさらに驚いたのは、スプーンでついたと思われる、カップ内側のこれまた…

雲の上

トライアスロンの選手は水泳も長距離走も自転車も、とても速いだろう。だが競泳の選手と泳げば負けるだろうし、マラソンの選手と走れば、あるいは競輪の選手と自転車で競えば、とても勝てまい。 郵便局ではクロネコヤマトや佐川急便をライバル視しているが、…

寒くなってくると、つい夜更かし

zaisenu(在不)というユニットの『経る心』なるアルバムを衝動買い。といってもアマゾンで760円だったのだが。なんとなくアンビエントな音楽が聴きたくなって。アンビエントを聴いていると、アランのオルガン曲を連想する。というよりアランを聴いたとき、…

あえて逸らす

昨日はうちの局で事故発生。上司はピリピリしているはずだ。しかし過酷な郵便量に過酷なノルマのなか「一呼吸置いて安全運転」とか言われても、無理というものだろう。 連れ合いが元気がない、あるいは不機嫌である(ように見える)。こういうとき、いつも迷…

相対

知っている教会のいくつかで、後任が決まったと情報が入ってくる。もちろんわたしなどがそこに割り込めるはずもないとは分かっているのだけれど、全く招聘の声がかからない身としては、そんな噂話にさえ心が騒ぐ始末なのだ。 こんなときに限って、つまらない…

逆接について復習

今日は午後から身を寄せている教会の牧師の就任式があったが、残念ながら洗濯や連れ合いのおばあちゃんの夕飯作りなどのため、礼拝出席のみで帰宅。その牧師そして教会の未来を家で祈った。 “真に自ら始める者は創造主たる神のほかにはない。しかるに絶対者…

清濁

昨日、荷物満載で不安定なバイクを倒して、方向指示器を壊し、郵便物を撒き散らす。這いつくばり郵便物を拾いながら、なんとも言えない面倒臭さに覆われる。生きていること、一所懸命や誠実であることへの面倒臭さ。顛末書、上司の叱責。まじどうでもええ。…

衰えあればこそ栄えあり

“あの方は栄え、わたしは衰えねばならない。”ヨハネ3:30 ヨハネの弟子たちはイエスとヨハネとを比較し、イエスの弟子たちと自分たちとの優劣で妬み揺らいだ*1。栄える/衰えるとは、ここではそうした弟子たちの動揺を受けてヨハネが発した比較の語彙だとも…

文字通り重荷

明日は偉いさんのチェックが入るので必ずバイクを洗車しておくよう言われた。噴射機で洗車したけれど、どこがどうきれいになったのか、よくわからない。まあどっちみち、明日「だけ」きちっとしていても意味がないんだけど。とにかく連日の過酷な労働がきつ…

早く仕事が終わったので上司に残業の短縮を申し出に。するとちょうど上司がさらに上の人に叱責され、納得いかないのかカンカンに怒って上司に楯突いている、その修羅場にかち合ってしまった。わたしも常に苛々しているが、怒りを目撃してみると、これ程に悲…

働きづめに働いて、「ご苦労様」のかわりに「お前わざと残業してんのとちゃうか」と言われる。おれも落ちぶれたな。ラストエンペラーふうに呟いてみようか、礼拝堂の講壇を指して。「わたしはね、むかしあの場所に座ったことがあるんだよ。」。

証し/殉教

“あなたがたに神の言葉を語った指導者たちのことを、思い出しなさい。彼らの生涯の終わりをしっかり見て、その信仰を見倣いなさい。”ヘブライ13:7 言葉豊かに証しする。そして身体弱り、言葉も奪われ横たわる。その呻き、上下する胸、ごろごろ動く痰に重い…

個人と社会と

和辻の『倫理学』を読んでいるが、たしか最初の方は戦前の出版だったはずだが、よくこんなもの出せたなとも思う。個人と社会(全体)との相互の関係。相互の関係である。ナショナリズムのような、個が全体に没入するのと違う。 たしかに個人と社会とは自由な…

つかいこなす

ピーマンの肉詰めを作るにあたり、億劫だったフードプロセッサーの使用に、ついに挑戦した。連れ合いの亡き母の遺品だが、彼女も殆ど使った形跡がない。使ってみると案の定、非常に難しい。 にんじんやたまねぎをみじん切りにしようとするとムラが出る。ムラ…

ヘブライ人への手紙の大祭司のくだりを読んでいると、論理的な説明というよりはむしろ、大祭司や聖所、犠牲などのキーワードから自在にそれらを連想させ、関係付け、イメージの翼を広げているような印象を受ける。想像力ゆたかな信仰に、人生が彩られますよ…

蒼い襟

同じ班に正職員の人もいる。おそらくなんらかの精神的、神経的な疾患のため、通院もしている。わたしも経験があるが、心療内科や精神科でもらえる薬は気持ちを落ち着ける半面、きびきびした動作や臨機応変で素早い判断が難しくなる。 職場はみんな精一杯。余…

かろうじて接ぎ木

ヘブライ人への手紙を読んでいる。1、2章で天使と人間が繰り返し比較されるなかで、イエスが今生きているわたしたちに関わって下さることを学ぶ。“あなたがたのうちだれ一人、罪に惑わされてかたくなにならないように、「今日」という日のうちに、日々励まし…

470円のために

牧会書簡を読み終えた。味わい深い。キリストにあって、このように身を律したい。和辻哲郎が言うように、純粋に孤立した個人などない。だとすれば、日々キリストを信じ身を律することは、他者への証しとして用いられるはずだし、わたしも他者の日常的振る舞…

よく働いた

今日は郵便多いやろな・・・・とにかく頑張って働きながら、この冬の「動き」に備えよう。それが、おそらく自分が牧師でいられるかどうかの、最後の勝負になる。この冬も駄目だったら、もう来年も再来年もあるまい。教会はそんなに甘くない。 “あなたの内に…

思索はやめられぬ

久しぶりに同業、同窓の友人と会う。気の置けない友人。だからこそ、初夏の挫折後しばらくは会うのを躊躇っていた友人。牧会と神学に励む姿に、改めて勇気を与えられる。昨日の、身を寄せている教会の牧師家族からの晩餐の招きといい、大いに刺激を受ける。

呼びかけが聴こえる

“「我れのみが確実である」と‘書く’のはそれ自身矛盾である。書くのは言葉の文字的表現であり、言葉はただともに生き、ともに語る相手を待ってのみ発達して来たものだからである。”和辻哲郎『倫理学(一)』、岩波文庫、76頁。 先日天に召された方のお連れ合…

恣意的なようで、そうでもない

“貧しく暮らすすべも、豊かに暮らすすべも知っています。満腹していても、空腹であっても、物が有り余っていても不足していても、いついかなる場合にも対処する秘訣を授かっています。”フィリピ4:12 パウロはこの秘訣を“習い覚えた”と前節で言う。簡単に習…

道のり

“つまり、あなたがたには、キリストを信じることだけでなく、キリストのために苦しむことも、恵みとして与えられているのです。”フィリピ1:29この一言を発するまでにパウロが辿った道のりを想う。その歩みがあったからこそ、彼は2:6-7や2:12を、自分の体…

悲しむ聖霊

“神の聖霊を悲しませてはいけません。あなたがたは、聖霊により、贖いの日に対して保証されているのです。”エフェソ4:30 アンデルセン「小さな人魚姫」ラストを思い出す。子どもとともに喜び、悲しむ聖霊。聖霊を悲しませないような生き方ができますように。…

やけくそ

雨の中の配達は、夢の中の配達のように、もどかしい。心身ともに疲労困憊。ドタ靴が濡れて重い。はあ牧師に戻りたい。おれが何をしたっていうんだ…あ、キリスト教では無罪なんてありえんのか。罪人なんだろ。なんせとにかくおれが悪いんだろ。 疲れた…なんか…

マテ!

今の自分は餌をちらつかされておあずけをくらっている犬みたいなもんだ、と拗ねかけて、いやまてよと考えなおす。犬はおあずけをくらっているとき、あるいは遠くの獲物めがけて疾走するとき、餌が口に入らないかもしれないとか、獲物に咬みつけないかもしれ…

死を忘れるな

連れ合いの叔父は3年前に38歳で亡くなった。そのとき彼は自分の大切な遺品を幼馴染の友人に託したのだが、その友人も今年6月に亡くなったのだと、今日彼岸花を見ているとき連れ合いから聞いた。ちょうど彼岸花は死者がこの世に里帰りしている仮の姿なのかも…