やるしかない世界

 職場で、毎朝朝礼がある。支店長の訓示もある。「努力すれば、結果が出ます。結果が出せない人は、努力が足りないことを自覚して下さい!」「お客さんとの約束は、必ず果たして下さい!」「頑張ったから結果が出たのか。違う!結果を目指して頑張るんや!」等々。
 どれも、教会では通用しない論理だ。というより、教会の、いわゆる「逆説/逆接」は、社会通念とはまったく相容れないのだということが、あらためて身体で分かる。
 慣れない仕事で失敗する。厳しくしつこく注意される。ところで、言い訳はそこでは何の意味もない。結果がすべて。思えば牧師をしていたとき、言い訳ばっかりしていたと思う。他人に対してもそうだし、自分に対しても。また、いろいろなことを「口約束」で済ませていた。今回の「流れた」件も、口約束が招いた禍だったともいえる。とはいっても、契約書などない世界なのだが。
 明日から配達範囲がぐっと増える。言い訳せずに歯をくいしばれ!