時化

 今朝悪夢と吐き気で目覚める。バイト休みの日で助かった。来し方行く末を思い暗澹とした気分。
 なぜか今年の始め頃に参加した母校の神学のセミナーが頭から離れぬ。誰に話しかけても戸惑われ、遠巻きにされたあの距離感!無任所と現役との、超えられぬ気まずさ。なにが「ともにある」だ。母校の神学部がそれを連呼するたびに、嘘だと思う。配慮配慮の、遠巻きの当たり障りない人々。
 くだらない愚痴をツイートした。(ツイッターのアカウント名の)gongusmosは、正しい綴りかどうか分からないけれど、聖書に出てくる「つぶやき」のギリシャ語をアルファベットで綴ったつもり。不平、噂話、もともとは舞台裏でひそひそ囁くことが語源だという。
 同僚、ことに親しい同僚たちが、どんどん活動の場を広げ、着実に経験を重ねてゆくのを、ただ傍観するしかない、フリーターのわたし。「復帰したい」という焦りばかりが募るが、任地が与えられないのだからどうしようもないのだ。無任所になって1年2カ月ちょっと。このまま2年、3年・・・・そんなことになったらどうしよう、と、背筋が寒くなる。「前向きに」「悲観的にならずに」「主に委ねて」、まわりはそう励ましてくれる。そんなことは言われなくてもわかっているさ。言われてできるんならそうしてる。じゃあ聞くが、お前らそんなにいつもつねに前向きなのか。今すぐ牧師をクビだと言われて教会から追い出されたとしても「神さまにお委ねします」と笑顔で言えるのか。そう言えるやつが言うならおれだって納得するさ。このままみんなからおいてけぼりにされて、フリーターで一生を終えるなんて、ぜったいに、い、や、だ!!
 くそ、苛々する。誰も悪くない。すべて己の罪。
 と、呟いている時点で、ほんとうは誰かに罪をなすりつけて憎んでみたいんだ。
 明日はまた郵便配達だなあ。いつか終わりの日が来て欲しい。
 気分転換に繁華街を徘徊し、レンタル落ちの100〜280円のCDを購入。ラップのコンピレーションを何枚か。フージーズマッシヴ・アタックで部分的に触れて好感を持っていたジャンルなので、遅まきながら聴いてみたい。