予報ともに、しかし予報では決してない

今朝もニュースで、天気予報の後に今日の放射能値を表示していた。昨年の大震災以来、東日本では、おそらくずっとこうした表示を続けているのだろう。平均値の上限と下限も同時に表示されているが、残念ながら、どう見直しても、すべての地域が下限よりも上限により近い。こうした表示も、やがては天気予報の一部のように当たり前になってゆくのか。否、もうなっているのか。
まるで昔から天気予報とともに、花粉情報のようにあるかに見えるこの表示は、しかし間違いなく多くの、一人ひとりの生命が失われ、傷つけられた事実を指し示していることを、あらためて思い起こす。