一年をふりかえって

 去年の年末年始の辛さを思えば、今は平安だと言うべきだろう。責めに責められながら、土下座の年末年始だった、あの屈辱の日々。
 耐えに耐えた6年の末、家族が病気となり、仕事も失って、未来もよく分からないが。この仕事は、そういうものだ。周りにもそんな話をごろごろ聞く。死んだ人だっている。人間の誉れ、目に見える成果など決して与えられないし、求めてもいけない。
 ただ祈るのだ。