お父さん?

 連れ合いがアンゴラ外套のかけつぎ修理を受け取りに行った。過日、修理に出しに行った際にはわたしが同行したのだったが、今回帰宅して彼女が言うに、職人のお婆さん、わたしのことを覚えており、彼女の父親だと思ったらしい。
 思えば前任地でも父親と勘違いされたことがあった。中折帽に千鳥格子外套のいでたちだったからだろう。かけつぎ職人のお婆さんも「わたしたちの時代のお洒落。久しぶりに見た」と言っていたそうだ。