無縁社会と教会

 『あしたをつかめ 平成若者仕事図鑑』を観ていた。皮革鞄の細かい仕事。革の鞄が革が上等だから高価なのではなくて、むしろあの見事な裁断、縫製の職人技ゆえに高価なのだということがよくわかった。あとで鞄磨いておこうっと。
 『無縁社会』を観ていた。後半、白浜教会を拠点にしたNPOの、自殺未遂者の社会復帰支援をやっていた。ある男性がおからでクッキーを作る場面で「おからは捨てられる。だけどクッキーによみがえる。わたしのように」旨語る場面、涙が止まらず。教会のひとつの可能性(もちろん困難も含め)を見る。
 30〜40代の無職の人が、無縁社会に孤立するさまを、どうにも他人事とは観ることができない。このまま無職だったら、わたしとてどうなるか。この立場を、もしも社会復帰できたとき、今後の職務に活かせればよいのだが。