怨念

 母校の臨床牧会の講義に出席させてもらっている。とても面白い。けれども、さまざまな実例を考察するとき、どうしても自分の過去ばかり振り返る作業になってしまう。自分は昨年の7月で止まってしまっているんだと、そのたびに思う。それは寂しい。早く復職したい。
 ある方とお話ししていて、「怨念」という重要なキーワードを聞かせていただく。なるほど、人間は理詰め(だけ)で意見が対立するのではない。「あいつだけは赦せん」という怨念こそが、派閥同士の溝を深めてゆくのだと実感。また、「怨念」を正直に話してくださったその方に感謝。