約束の地

 今まで一点突破というか、かなり確実と思われた目標を目指して規則正しく生活してきたのだが、それが突然瓦解したため、どうも夜更かし朝寝の適当な一週間になってしまった。思えば先週の今ごろは、まだ目標を信じていきいきと生活していたのだ。
 引越しの日付を決めた。これ以上家賃も払い難いので、情けないながらも連れ合いの実父の家に身を寄せることにした。いつ終わるとも知れない転居に次ぐ転居。約束の地に辿り着く日はいつか。
 こんなささやかに。