キルケゴールを読んだときは知らなかった

 あれか、これかという決断をするというのは、あまりしたことがないような気がする。わりと「もうこっちしかないじゃない」という流れに乗っかってきたような。しかし今回、「さあ、どっちにします?」的な決断を迫られる事態が、ちょっと起こっている。しかも将来の方針を決するレベルの。
 これが任地とか何らかの職業とか、具体的な「なにをする?」なら嬉しい決断なのだが。より抽象的な決断、今の時点では何の答えも出ないような決断、しかも現実としては将来具体的に人間関係を決するような決断でもある、というのが大変である。