謙るか、突っ張るか

 教会へと通うのが最も億劫に感じられると同時に、教会へと通うのが最も渇望される。そんな土曜日を、この二回ほど過ごしている。
 亀山郁夫訳によるドストエフスキー『悪霊 2』読了。スタヴローギンとチーホン主教とのやりとりに信仰のスリルを実感。キリストの前に打ち砕かれ謙るのか、なお踏ん張って突っ張り続けるのか…わたしへと突きつけられる問い。