ただしい

 “正しい者を悪い者と一緒に殺し、正しい者を悪い者と同じ目に遭わせるようなことを、あなたがなさるはずはございません。全くありえないことです。全世界を裁くお方は、正義を行われるべきではありませんか。”創世記18:25なぜ無差別に死ぬのか、殺されるのかへの、切実な問い。
 “主は言われた。「もしソドムの町に正しい者が五十人いるならば、その者たちのために、町全部を赦そう。」”26節 この言葉にリアリティを感じないかもしれない。しかしこの言葉にこそ、一縷の望みを人間は託してきたはずだ。託して、繰り返し立ち上がってきたのだ。
 休暇明けに出勤したら、道組み中に隣の机の期間雇用社員が「3月で辞めるんやって?ずっとおったらいいのに。地域の人と親しくなれるいい仕事やで。もし『やっぱり働きますわ』っていうんならいつでも大歓迎やで」と話しかけてくれた。舞い上がる気持ちを抑えて冷静に仕事をするのが大変だった。