かたちだけではおわらせない

おととい、昨日と、防火・防災管理者講習に出かけていた。緩慢と続く講義の、なんとも言えない緊張感のなさ。まあ仕方ないのだが。教科書は23年度のものなので、東日本大震災のことは記載されていなかった。
講義で様々な対処や法令などを学ぶにつけ、東日本大震災がいかにすさまじいものであったかが再確認されたように思う。家具の固定、すばやい避難・・・・だが、激しい揺れと、その後数分でやってきたであろう大津波の前に、これらの知識や技術はほとんど無力だったのだろう。
けれども、それでも適切な判断のもとに、助かった命もある。また、原発については、明らかな、原因が究明できるような意味での過失もある。あまりにも無力に見えても、まだ、人間にはできることがあるのだ。きっとあるのだ。