チョッキ

千住の紳士服店に、チョッキを注文に行く*1。はっきり言って夏用のベストなど、このクールビズの御時世に「無駄、無意味」以外の何物でも無いのだが。しかしどうしても欲しかったので、やはり注文することに。職人肌の店主は、意外に若い来客に驚きつつも、大変喜んで引き受けて呉れた。
70過ぎの“社長”、その息子である“社員”。わたしが注文をしている際に、“社員”のお母さんがお茶を出して呉れた。わたしの服装を観て「きれいなジャケットですねえ」。
わたしがフレッド・アステアの背広が格好良かった話をすると社長は大喜びで、古い映画や音楽の話に花が咲いた。愉しい買い物であった。
今日は生地を選んで、背中の裏地を選んで、ボタンを選んで、採寸してもらって、お金を払って。チョッキが出来上がるのは5月。今から楽しみだ。