梅ちゃん先生と同期ですね!」
「ああら、わたしのほうが先輩よ。医専、四〇人に一人しか受からなかったんだから。」
“現実には過渡の一形相でしかない「少女」を永遠化しようとするかぎり、その上には非か否か、もしくは不か未か、いずれにせよひとつの反・性が必然的につきまとう。逆からいえば少女の特権とはさいごまでこの負号をつらぬくことだ。ノンをいわない少女は少女ではない、といっても過言ではない。” 矢川澄子『少女座』創刊号(出典『ユリイカ』)