代表による語り

イミンク『信仰論』を第1章「信仰の構造」まで読み終えた。とくに新しいことが書かれているのではなく、これまで教えられ、信じられ、告白されてきたことが、落ち着いた穏健な表現で綴られている。そこであらためて思ったことは、信仰とは継承されるものであるということだ。
新しいことが書いてないなら読む必要がないのかというと、それは違う。ペリカンもそうだが、今まで積み重ねられてきたことを、「それはこうだったんですよ」と語り直してくれる人。そういう人がいるから「ああ(自分の信じてきたことは)そうだったんですね」とも言えるのだ。