2010-10-18から1日間の記事一覧

ドストエフスキーの合間に〜外山滋比古、『異本論』、筑摩書房

8月13日 拡散と収斂 外山滋比古『異本論』(筑摩書房)を面白く読んでいる。作者と読者の距離、そこに差し挟まる様々なノイズを異本化作用として、むしろ愉しむ。積極的に評価する。 ふとソフィア・コッポラの『マリー・アントワネット』を思い出す。バロッ…

ドストエフスキーに関するメモの抜き書き。〜辞任前の混乱から今に至るまで

安岡治子訳、『貧しき人々』、光文社 5月14日 以前帰省時、かつてあらゆる種類の本(もちろんいかがわしいやつも)を買った駅前の書店で購入。ドストエフスキーが23−4歳の頃に書いて、発表したデビュー作らしい。安岡治子という人の軽い文体の新訳(光文社文…

ただいま無職

連れ合いが病に倒れたため、7月でとある地方都市の教会を辞任。この仕事は退職金は若干もらえるものの、社会的位置づけは代表役員であるため、失業保険に加入できず、失業手当もない。次の任地を紹介してもらえるまで「明日はどっちだ?」の世界だ。なんとも…