今の自分は餌をちらつかされておあずけをくらっている犬みたいなもんだ、と拗ねかけて、いやまてよと考えなおす。犬はおあずけをくらっているとき、あるいは遠くの獲物めがけて疾走するとき、餌が口に入らないかもしれないとか、獲物に咬みつけないかもしれ…
連れ合いの叔父は3年前に38歳で亡くなった。そのとき彼は自分の大切な遺品を幼馴染の友人に託したのだが、その友人も今年6月に亡くなったのだと、今日彼岸花を見ているとき連れ合いから聞いた。ちょうど彼岸花は死者がこの世に里帰りしている仮の姿なのかも…
引用をストックしました
引用するにはまずログインしてください
引用をストックできませんでした。再度お試しください
限定公開記事のため引用できません。