2012-04-03から1日間の記事一覧

逆説と出会うのか、あくまで観察に徹するか

『ふしぎなキリスト教』の第2部「イエス・キリストとは何か」まで読んだ。やはり面白い。信徒でない平凡な日本人が(もちろん著者は非凡だろうが)キリスト教を観察したらこう見える、という部分を、面白くするためにやや戯画化もして、リズムよく描いている…

まずは第1部

『ふしぎなキリスト教』第1部「一神教を理解する 起源としてのユダヤ教」を読んだ。社会学的視点だからなのか、ウェーバーばかりが典拠になっているのは気にはなる。また、わたしも含めて信徒がじれったさを感じるのは、彼らがさらっと通り過ぎる「コミット…

外に立つ難しさ

“西欧の白人の男性が最高だと思うイメージが、アジアやアフリカの色のついた肌をした女性にとっては最悪の「差別」になるということもあるのだ、ということを考えること。何かを万人にとって絶対的に価値をもつものとすることは、その他を絶対的に価値の低い…

『ふしぎなキリスト教』がもうすぐアマゾンで届く。楽しみだ。なんといっても『ミニストリー』新刊が5月に出る、それまでに読了して予習しておかねばなるまい。 橋本徹氏についてのさまざまな議論を拝聴するにつけ、かつて熱中した『銀河英雄伝説』を思い出…