2013-01-17から1日間の記事一覧

言葉の受肉

小林秀雄が、本居宣長の“姿ハ似セガタク、意ハ似セ易シ”という表現を用いて、逆説的な論考をしている(「言葉」)。言語表現において通常言われる「表現を真似るだけなら容易だが、表現の奥にあるその真意を理解し同一化することは困難だ」という説への反逆…

思想の受肉

内田樹の『レヴィナスと愛の現象学』を読みつつ、昔古書店で買って放置していたレヴィナスの『タルムード新五講話』と格闘中。 神学生の頃、キルケゴールを勉強していたときに、友人が「彼の著作は哲学というより文学だ」と言うので腹を立てた事があったが、…