夫婦の切符

 親しみのある民家、けれども他人の家ないしは教会の付帯施設の留守中に無断で上がり込み、冷蔵庫を勝手に開けて食品の残りを漁りまくる夢を見た。横にいた、にこにこ微笑むだけの連れ合いに「ほら缶詰め!」とか。起きてみると、実に爽快で後味よいものであった。夢も現実も静かな雨で連続していた。
 連れ合いと友人と繁華街で遊ぶ。駅で切符を買う際に友人がふと呟いた「なんか夫婦らしくなったなあ」との一言だけで、今日出掛けた甲斐があった。