テレビから1

ミソジニー、という単語を不勉強で知らなかったので、先日ネットで検索した。すると『バクマン』をミソジニーとして酷評するブログを見た。その評価を読んでいると、少年誌に登場する「美少女」的ヒロインのほとんどがミソジニーの反映ということになるのだった。
とすると、少年的リビドーが、とくに異性へのそれが、ミソジニー的側面を不可欠(不可避的に)に含んでいるということになるんだろうか。
そうすると最近の百合ややおいへの再評価は、ミソジニーへの反動というか、アンチテーゼという意味合いもあるのだろうか。
そういえば友人に教えてもらって見た『ひだまりスケッチ』というアニメの、なんともいえないさわやかな面白さや美しさは、「美少女」的なエロティシズムからは、ずれている気がした。その「ずれ」がさわやかだったな。ミソジニーという評価基準で、『バクマン』の対極だと考えていいのだろうか。