眠狂四郎と勝負させたら

午前中『るろうに剣心』を観に行った。キャスティングといい演技の切れといい、漫画のイメージをよく再現できていた。二次元を三次元に解釈することの粋に、ただただ脱帽。ただ、チャンバラの場面でBGMがうるさすぎたことだけが残念。どれもこれも要らないとは勿論思わないが、静寂のなかでの斬り合いみたいな場面も、ひとつくらい欲しかった。
BGMって、うるさく鳴っているのに、場面と完全に一体になって、うるさく聴こえない、というより音楽として意識しない、しかもいざその音楽を消してみたら物足りなさに愕然としてしまうような、そういう優れた楽曲とミキシングというものもあると思う。
スピード感あふれる、というか、早過ぎていつ決着が着いたか分からないくらいの殺陣。もしタイムマシーンで市川雷蔵が観たら、さぞかしびっくりするだろうな。