分不相応な報酬

一連の行事が終わったあと、上司が「君と仕事をしていて、誰かと仕事するのを楽しいと久しぶりに思った。今回、あなたがいないと(仕事は)出来なかったよ」とハグ。戸締りと電源とゴミ片付けくらいしかしていないので畏れ多い限りだが、ハグされながら思った。「あなたはありのまま、ただそこに居るだけでいいんだよ」という慰めとは、こういうことだったのかと。
ありのままを受容してもらうというのは、安らぎを通り越して、むしろ自分の小ささを恥じ畏れる。「勿体無きお言葉!」という感じ。キリストの一方的な贖いの恵みを前にして神を畏れ謙るというのも、たぶんこんな感じなのではないかと思ってみたり。そう、縮図的体験だ。
あまりにでかい恵みや赦しは、嬉しいだけじゃ終わらず、ほっとするだけで済まないのではないかと。
来年進路がどうなるか分からないにせよ、ここに置いて貰っているあいだは精一杯恩に報いたい。