お金に顔を見る

(ある方の、牧師は信徒から搾取しているのでは、という主旨のツイートに関連して)
前任地において、若気の至りで、いわゆる「待遇」みたいなことで不満を呟いてしまったことがあった。すると信徒の方が仰った。「ハローワークに行ってみなさい。この町の人々がどれだけ貧しいか分かるから。」。それ以来、わたしは献金から頂いた現金に、信徒の顔を見るようになった。
牧師もいろいろだ。年収一千万円を余裕で超えるような方もおられるし、新聞配達して生活する牧師もおられる。どっちがいいとか悪いとかではなく、教会はそれぞれの置かれた状況でまったく違うので、一般化は難しいということだ。
わたし自身、無任所教師になり、結婚式場の牧師役とか、郵便配達の仕事をして、派遣社員とか契約社員というのがどれほど大変か身にしみて分かった(郵便局の人ごめんなさい)。神に赦されて牧師に復帰できるなら、そういう体験から得た視座を、無駄にしないような牧会ができたらと思う。