2012-06-20から1日間の記事一覧

たとえ傷の舐めあいに過ぎなくとも

連れ合いが、ちょっと辛いことがあって、心身ともに疲れている。しかし、わたしは彼女に向き合うことができずにいた。今日、礼拝堂で少しく祈った後、ほんのちょっとだけ、彼女に寄り添った。沈黙して横たわる彼女に、わたしは自分の抱える将来への不安や、…

礼拝堂に住みつく

礼拝堂に住めるということは、とってもぜいたくな恵みなんだということを、一昨年無任所教師になって知った。早朝や夜間に、ひとり講壇の前で祈り、黙想する喜び。 郵便局の破れたソファで聖書をむさぼり読んだ日々を思い起こしつつ、今再び礼拝堂に住ませて…

異例だからこそ

難しいのでなかなか読み進まないペリカンだが、「救いの意味」のところをどうにか読んだ。初期の教会が、だんだんと「贖い」の教理を整えてゆく苦労ぶりが描かれている。当初は十字架それ自体の積極的な教理は、まだ整えられておらず、創造から堕罪へ、堕罪…