2013-02-19から1日間の記事一覧

相手を活かす批判

内田樹『レヴィナスと愛の現象学』(文春文庫)読了。他者に対して圧倒的に罪責を持つ自己という、関係性の不均衡から出発する倫理を、レヴィナスと自分とのあいだに師弟という圧倒的な関係性の不均衡を持つ内田が語る、だから面白い本だった。 ボーヴォワー…

コリント、ガラテヤ、エフェソ、・・・・・

『ミニストリー』の濱野道雄「教会のライフサイクルを考える」を興味深く読んだ。前任地で、誌名は忘れたがいのちのことば社の記者から「地方伝道の行き詰まりについて」といったようなテーマで取材を受けたことがあり、そのときに初めて「教会の寿命30年説…

あいだをつなぐ

調べなきゃいけないことがあり、辞書を開いていた。ディアコノスについて。「仕える人」と訳されたり「執事」と訳されたりする言葉。場合によっては料理の給仕だったり。他にもメッセンジャーとか、要するに「あいだをとりなす人」という意味合いらしい。 た…