2012-05-01から1ヶ月間の記事一覧

隠せば済むことだって、あっていい

刺青に血相を変える理由は何だろう。歴史上「罪人」に強制的に施されたということか。渡世人のイメージか。化粧は洗い落とすことができるが、刺青は落ちないからか。「公務員として派手な化粧は好ましくない」というような文脈であるなら、刺青も仕事中だけ…

諸断片、連続

めっちゃ久しぶりに…一睡もできん。今薬飲んだら朝起きれないからなあ。諦めてぼんやり横たわっていよう。 赤木善光著、『イエスと洗礼・聖餐の起源』、教文館、2012を読み始めた。「第一章 現代日本人のイエス像」をまずは読んだ。最初に赤岩栄を想起しつつ…

ヨブへの問いへの答え

昨日、社会的にはなんの影響もないだろうが、個人的にはとりかえしのつかない失敗をした。心に大きな亀裂が入ったなかで、「回復」について考えていた。ふと、ヨブ記の結末についての、学生時代の先生の問いかけが頭に浮かんだ。 ヨブは最終的にはもとの何倍…

『Ministry』2012年春号を買う

上司から頼まれた今年分の教団年鑑とキリスト教年鑑を買いに、銀座の教文館へ。そしてわたしはわたしで、待ちに待った『Ministry』13号と、赤木善光『イエスと洗礼・聖餐の起源』を購入。 赤木先生の本は、以前彼が道後のユースホステルで行った講演に前後し…

「母なる」≠お母さん

http://t.co/r6LtnYP 「母の日」、その起源と反対運動 Brian Handwerk for National Geographic News May 14, 2012アンナ・ジャービスは後半生を、商業化あるいは大規模なチャリティ化した「母の日」への反対運動に費やしたと知った。その運動は彼女の全財産…

机上の空論ではない机上の論

ウィトゲンシュタインの『確実性の問題』を、少しずつ、ほんの少しずつ、なぞるように読んでいる。「わたしはここに手があることを知っている」と、おのれの手を見て確認するという命題。ムーアの命題をウィトゲンシュタインは検証することから始めている。…

昨日は「発作」が辛かった。なんとか気持ちが落ち着いた気がする。今日は結婚式の裏方だ。といっても準備と後片付けが仕事のメインだから、本番はぼーっと座っていればよい。自分の闇はともかく、光を浴びて、新しい門出を祝福しようじゃないか。

“愛する人たち、自分で復讐せず、神の怒りに任せなさい。「『復讐はわたしのすること、わたしが報復する』と主は言われる」と書いてあります。”(ローマ12:19) パウロよ。お前ってやつは。

主よ、憐れみたまえ

風呂に入っていて、突然、昨年の今頃のことを思い出してしまった。苦しかった。どうもいけない。忘れようとしても忘れようとしても、なんの予告もなく頭をもたげてくる。引っ越しの準備までしていたところ、突然赴任の取り消しを一方的に告げられた、あの日…

明日の結婚式に備え、新婦の母親と一緒にバージンロードの設置を行った。誰かの人生の門出に、わずかでも関わることができるというのは、やはり嬉しいものだ。

補足

食事で言うなら、仮に高い国産の食材のみで済ませるにしても、もし「自分はこれで途上国搾取の誹りとは無関係」と思うなら、すべては振り出しに戻る。それは財力にものを言わせて贖宥状を買うのと同じだろうから。

料理と説教

フェイスブック上で、「料理は説教と似ている」旨、料理の画像とともに、やや誇らしげに書いた。すると友人が「途上国の低賃金重労働者から搾取し、保存料漬けされた食材で善い説教はできるか?」旨返してきた。実に耳の痛い、それゆえ無視できない問いかけ…

すぎない、のか?

誰かの何らかの見解が反論的な意味で気になった時に、批判するにせよ気をつけておこうと思うこと。「それは○○に過ぎない」と思ったとしても、「それは○○ではないか」とする。「〜に過ぎない」という言葉には、アイロニー的な響きがある。 学生時代に、アイロ…

モーリス・センダックさん亡くなったんだな。前任地の幼稚園で子どもたちが好きだった「かいじゅうたちのいるところ」の作者。追悼。

結婚式リハーサル

土曜日に行われる結婚式のリハーサルをやっていた。2時間以上かけて、牧師が誠実に新郎新婦と新婦両親に説明しながら。今日以前にも、牧師は新郎新婦と聖書の学びをしたようだ。やっぱり教会の結婚式っていいなあと、手伝いつつ思った。 無職時代、ブライダ…

説教もかくありたい

録画しておいた、棟方志功の番組を観た。草野心平の言葉に耳を傾け、彫った姿勢。「板画はムナカタが/彫るのではない/向こうから/出て来ていただく」との彼の言葉。信仰とさえ言える敬虔さではないか。

ゴースト

@okazaki_ritsuko 亡くなられて8年でしょうか。「アガペー」という曲を聴いて驚き、そのあとに訃報を知りました。こどもの日に天に召されたのを知ったときも、アニメの歌を作り続けた人だなあと思わされたものです。 @okazaki_ritsuko: @g** 空の空さんの…

一方通行/創造性

朝、没後20年ということで、尾崎豊の小さな特集をNHKでやっていた。彼の死後生まれた、20歳未満の若者にも人気があることが語られていた。彼の生前と現在では若者の状況が全く違うのになぜか、というような。歌詞の持つ普遍性、みたいなところで落ち着いてい…

コミットメント/境界の微妙

星川啓慈『ウィトゲンシュタインと宗教哲学 言語・宗教・コミットメント』読了。信仰についてのさまざまな言明は行為遂行的であり、コミットすることであり、まず神を断定した論点先取の言辞であること。だから検証や根拠の提示の有無による批判(否定)は無…

言語に漂うものが、言語を超えるとき

前任地で助けてくれ励ましてくれた大ベテランの同労者O先生がお電話を下さった。一瞬の電話に大いに慰められ元気づけられる。牧師って、語る内容が大事(だから勉強も大事)なのは言うまでもないけれど、どんな場面で、どんな語り口で語りかけるのかも、ほん…

昨日を現前させるもの

ずいぶん前に録画しておいたNHKスペシャル『東京大空襲 583枚の未公開写真』を、今朝観た。木村伊兵衛ら東方社のカメラマンが、「後世に残す」という明白な意志を持って撮影したという。多くの空襲写真が裁判資料になることを恐れて焼却処分されたなか、…

企投・・・・?

8年愛用のバスタオルを(もちろん毎回洗ってたさ)、ちょっとめんどいなと思って、教会の洗濯機を拝借して洗濯&乾燥させたら、まさに出棺前or火葬場の、あのかをりが・・・・長年染み付いた自分の脂が燃えたわけね。まあ、死ぬ前に自分の死臭を嗅げてラッキ…

それは自分自身のために

今働いているこの教会には「お金下さい」とやってくる人もいないし、「自殺したいんです」と電話してくる人もいない。おそらくは、前任者のさまざまな処置の結果であろう。教会に住んでいて非常に楽だ・・・・だが、なにか違う。前任地はあんなに地方都市だ…

宗教体験、色の見え

どうやって入手したか覚えていない、いつの間にか本棚にある、星川啓慈、『ウィトゲンシュタインと宗教哲学 言語・宗教・コミットメント』、ヨルダン社、1989を読み始めている。前の持ち主が鉛筆で書き込みまくっているのが気になり、まずはそれらをむきにな…