2012-07-26から1日間の記事一覧

遊ぶ決意

連れ合いに、ふと思い出した新任教師オリエンテーションの思い出を語っていた。伝道師になりたての頃、赴任した教会から10時間かけて、研修会場の天城山荘へ行った。途中に分団があって、それぞれのテーマに分かれて話し合うもの。わたしの当たった分団は、…

批評の奥行き

録画しておいた「クローズアップ現代」の、吉田秀和の回を観た。音楽評論家だというが、名前さえ知らなかった。そして番組を見て、あらためて批評の創造的価値を見出す思いであった。 ホロヴィッツが78歳で来日して「名演」に誰もが感動していた際に、吉田は…

相手を黙らせる

ところでアレクサンドリアのキュリロスを調べていて、ヒュパテイアという女性の哲学者を知った新プラトン主義で、数学や天文学も教えていたらしい。わたしが知らないだけで、女性の哲学者という存在も、まだこの時代には何人もいたのかもしれない。ところが…

神は苦しまないか、という問い

ペリカンを読んでいるが、4〜5世紀頃のキリスト論論争は複雑で、理解するのがきわめて難しい。神学生の頃も理解できなかったし、今もなかなかついてゆけない。ぼんやりと、だが、アレクサンドリアのキュリロスとアレイオスとの論争に、とりあえず理解の軸を…